子育て

幼稚園受験 考査対策 – 指示行動編

幼稚園受験 考査対策 -指示行動編-

本記事の位置づけ

幼稚園受験を控えているお子さんをお持ちのパパママにとって、「我が子」にどんなことをしてあげると、志望する幼稚園に受かるのだろうか。そんな悩みをもつパパママは多いかと思います。幼稚園受験ではなくても、小学校受験に対して同じように悩みをもつパパママは多いでしょう。

本記事では幼稚園受験の考査において、一般的にどのような項目が考査対象となっているかという点を踏まえ、特に考査項目の中の「指示行動」について深堀して、どんな対策をしていったかを記事にまとめています。

幼稚園受験全体、また考査項目について網羅的に記載している記事は別に書いてありますのでご参照ください。

幼稚園受験の全体像
幼稚園受験で、子供にどんな対策をさせる?

指示行動とは

考査対策項目の指示行動

考査対策の概要記事でも記載しましたが項目は大きく分類すると9つあると思われます。

  1. 生活習慣
  2. 巧緻性
  3. 記憶
  4. 運動
  5. 指示行動
  6. 行動観察
  7. 言語知識

今回は7つ目の運動について掘り下げていきます。

指示行動はどんな点が見られる?

指示行動は、試験官や面接官から特定の指示を受けて、その通りに行動ができるかどうかということを測る項目だと考えています。指示はとても簡単なものから、覚えるのに一苦労するような記憶力が問われるものもあります。加えて、その指示を理解できるか、また指示通りに行動する能力を持っているか等、総合的にみられる項目だと思います。つまり、指示行動の項目だけを練習する、というよりも、記憶・運動・言語知識といったところをベースとして鍛えていくことによって、指示行動もできるようになってくるというような位置づけになると考えています。

幼稚園受験と小学校受験では指示の難易度が異なりますが、指示を理解して・行動をするという流れは変わりません。幼稚園受験の場合は指示自体は簡単なもののことが多いため、指示通りの行動ができたかよりも、重要なのはしっかり指示を聞き受ける姿勢ができているか、理解できたかという点が重要なのかなと思います。

幼稚園受験において指示行動は主に以下のようなことが問われるようです。

  • 形・色の把握
  • 高さ・長さ・大きさの比較
  • 模倣(積み木、生き物、グーパー、指折り)
  • サーキット

えい吉が幼稚園受験をした時には「形・色の把握」「高さ・長さ・大きさの比較」くらいまでが試験に出てきました。模倣やサーキットは幼稚園受験では登場しませんでした。

それぞれ詳しく記載していきたいと思います。

形・色の把握

一番オーソドックスなものとして、形や色を問われてそれに対してアクションをするタイプのものです。

例えば、ペーパーに〇・■・△が描かれているとします。そしておはじきが手元にある状態です。試験官からは、「手元にあるおはじきを黒色のところにおいてください。」という質問や「〇が書いてあるところにおはじきをおいてください。」というような形や色を理解しているか?という理解力を問われる質問になります。

高さ・長さ・大きさの比較

今度は↑の形・色に関する問いではなく、以下のような質問に対してアクションをするタイプです。

  • キリンと猫の絵があるペーパーに対して「背が高いほうの動物を指さしてください」
  • 線が二つ描かれていて「長い方を指さしてください」
  • 象とネズミの絵があるペーパーに対して「大きいほうの動物を指さしてください」

模倣(積み木、生き物、グーパー、指折り)

模倣は指示を理解した上で、その指示通りに体で表現できるかという、理解だけでなく指示通りの行動ができるかという、運動能力も試されるものになるため、幼稚園受験ではあまり登場してきません。一応、どんなことをやるかというと。。。

積み木

ペーパーに積み木が積んである絵が描かれていて、その通りに本物の積み木を積むことができるかどうかをみます。空間把握の能力が問われます。

生き物

くまさん歩き、うさぎ歩き、かえる飛び、など生き物の模倣をして、指定されたところまで移動するようなものです。体が揺れずに進めるかどうかという体幹が強いかどうかが見られます。

グーパー

子供の前に一つの〇と二つの〇が掛かれていてグーパージャンプをして、ゴールまで進むというものです。

指折り

指を折りながら数を数えます。片手で数えることが多いようです。5までは簡単ですが、折り返して10までを片手の指で数えられるか、というところがポイントのようです。(繰り返しですが、幼稚園受験ではここまで問われないと思います。)

サーキット

指示行動の最終系かなと思います。

目の前にコースがあり、例えば「スタート地点から、右手に見えるトンネルをくぐり、その後にグーパージャンプをし、ウサギのポーズをして10歩進み、的あてをしてから走ってゴールまで戻ってきてください。」というような長い指示を聞いて、その通りに行動、そしてなるべく早く。指示を理解する力、記憶力、行動する為の運動能力、俊敏性などの総合的な力が試されるまさに指示行動の最終系になるのだと思います。もちろん、こちらも幼稚園受験では出てきません。あくまで有名小学校の試験というレベルで登場するものだと思います。

ただ、このサーキットは子供と公園に行ったときとかに遊びながらできるので、我が家の栄吉は親と競争したりしながら楽しんで取り組んでいました。

運動が好きな子であれば、楽しめるのかなと思います。もし運動が嫌いな子でしたら、まずは幼稚園受験では語彙力を増やすところに集中して指示が理解できるかというところにフォーカスするのが良いかなと思います。

まとめ:指示行動について重点的に取り組んだ点

細かい点は上述したつもりですが、まとめると我が家では以下の感じで生活を送っていました。

  • おばあちゃん(ばば吉)からもらった動物の単語カード(絵がついている)もので語彙力を増やした
  • 家の廊下でくまさん歩き、ウサギ歩き、カエルとびなどを練習
  • 公園では遊具を使ってサーキット

それでは皆さんの幼稚園受験ライフがよりハッピーなものになりますように!