本記事の位置づけ
幼稚園受験を控えているお子さんをお持ちのパパママにとって、「我が子」にどんなことをしてあげると、志望する幼稚園に受かるのだろうか。そんな悩みをもつパパママは多いかと思います。幼稚園受験ではなくても、小学校受験に対して同じように悩みをもつパパママは多いでしょう。
本記事では幼稚園受験の考査において、一般的にどのような項目が考査対象となっているかという点を踏まえ、特に考査項目の中の「言語知識」について深堀して、どんな対策をしていったかを記事にまとめています。
幼稚園受験全体、また考査項目について網羅的に記載している記事は別に書いてありますのでご参照ください。
言語知識とは
考査対策の概要記事でも記載しましたが項目は大きく分類すると9つあると思われます。
- 生活習慣
- 巧緻性
- 数
- 記憶
- 歌
- 運動
- 指示行動
- 行動観察
- 言語知識
今回は9つ目の運動について掘り下げていきます。
言語知識はどんな点が見られる?
言語知識は言葉をどれほど知っており、どれほど操れるかどうかという点です。
言語知識と一言でいうと、日本語能力そのもののように思えますが、やはり幼稚園受験における言語知識というと、考査で出てくるポイントとして傾向がありそうです。
物の名前
物の名前はつまり「単語」です。単語の中でも名詞になります。頻出は以下になります。
- 身体の部位(指の名前も)
- 果物
- 野菜
- 食べ物
- 生活道具
- 生き物
- 花
- 乗り物
- 職業
日本人一家であれば、通常の生活の中で出てくるものだと思いますので、意識的に子供にたくさん話しかけてあげるというのが重要なのかなと思います。一方で我が家は父のらた吉は日本人ですが、母のかね吉は中国人です。えい吉には将来的に中国語もしゃべれるようになってもらいたいという意向が両親共にあります。一番、日常生活のなかで中国語をしゃべるのが理解しやすいですが、幼稚園受験時には意識的に日本語メインで単語を覚えてもらうようにしました。少し、意識的に使い分けができるようになってきそうな年齢になるタイミングで中国語は勉強させようと思っていました。(2022年10月現在では、えい吉は中国語教室にも通っており、中国語も習得中)
あとは、上記の中では「花」が両親的には苦手だったので、ここも意識的にアサガオ・ゆり・コスモス・アジサイ・もみじ等、代表的な花は絵を見て答えらえるように覚えてもらいました。
そもそもの単語量を増やすという意味で、我が家では「しりとり」をたくさんしました。車で遠出をするときも、近くに買い物に行くときも「しりとり」をして、たくさんの言葉を知ってもらうように心がけることで、自然と単語量を増やせたかなと思っています。また、しりとりではえい吉がしらない言葉を使いたい場合は、えい吉にその言葉の説明をして、もしえい吉が理解出来たら親はその言葉を使ってよいということになります。しりとりでなくても、普段道を歩ているときに「あれはXXだよ」と目に見えたものの単語を教えるのは一番手っ取り早く記憶してくれるものかなと思います。
記憶に残っているのは、えい吉が歩いているときに地面の「マンホール」をみて、これなに?と聞かれたので、マンホールの説明をしました。そして、マンホールの説明をするにあたって「下水」とかも説明し、マンホール繋がりで、一軒家の地面によく埋まっている「散水栓」とかも説明したりしたため、2歳児の時に「下水」や「散水栓」という言葉を使って、ばば吉やじじ吉に教えていたのを覚えています。(散水栓はしりとりでは使えないけど・・・)
仲間分け
単語を覚えていったあとは、その単語がどの仲間に属するかも問われることがあります。
形や色、そして種類といった具合です。
形といったら⇒まる、三角、四角
色といったら⇒橙色、桃色、赤、黄色等
野菜といったら⇒きゅうり、ピーマン、なす等
というように、種類ごとに単語がすんなり出てくるように普段の会話の中でも意識するとあまり言語では苦労しないかなと思います。
絵本・紙芝居
言語知識関連の考査では、絵本やお話を聞いて質問に答える、というようなものもあります。別記事の「記憶」項目に関する記事でもお話の記憶という考査があることを書きましたが同様です。
絵本は読んでいるときの姿勢も見られますし、そのあとに話の内容についてどんな内容だったかを尋ねられますので、そもそも話を聞いて理解できていないと答えられないです。ちなみに絵本は基本的に日本のもので昔話が受験では使われる傾向が多いです。例えば、、、
- 桃太郎
- 浦島太郎
- 一寸法師
- はなさかじいさん
- さるかに合戦
- 舌切り雀
などです。今や絵本はたくさんの絵本がありますが、幼稚園受験や小学校受験においては日本古来の絵本が採用され続けています。時折、女子校系の学校だと、外国の絵本も採用されているらしいです。
我が家では絵本はえい吉が言葉を操る前から毎晩のように読み聞かせをしていました。本当に毎晩でしたので、えい吉は絵本好きになり、4歳になったいまは自分でひらがなの絵本を読んでいます。幼稚園・小学校受験においては文字を読めるかどうかは問われないようですが、絵本を読めるというのはそもそも自分で世界に入り込めるという一つの大きなアドバンテージに思えますので、個人的には文字を早く読めるようになることは重要かなと思っています。
まとめ:言語知識について重点的に取り組んだ点
細かい点は上述したつもりですが、まとめると我が家では以下の感じで生活を送っていました。
- おばあちゃん(ばば吉)からもらった動物の単語カード(絵がついている)もので語彙力を増やした
- しりとりをたくさんする
- 歩いてみたものはとりあえず教える(ex:あのカーカーなく黒い鳥はカラスだよ)
- 絵本の読み聞かせ(たくさん)
それでは皆さんの幼稚園受験ライフがよりハッピーなものになりますように!