子育て

幼稚園受験の全体像(えい吉の場合)

幼稚園受験の全体像

幼稚園受験のシーズン到来

日中、外を歩くと着慣れない白いポロシャツに黒いズボン、革靴を履いた男の子と受験濃紺スカートワンピースを着たお母さんをよく見るようになりました。

幼稚園受験、シーズンなんだなと。(小学校受験のほうが多いかも)

うちのえい吉は2022年9月現在は3歳で私立幼稚園の年少さんです。

子どもの成長を促してくれる幼稚園がいいですよね

去年の今頃は幼稚園受験に向けて幼稚園の説明会や見学会に参加したり、幼児教室に通ったりしていました。まだ1年前、ということで記憶がまだあるので、どんなスケジュールで何をしたかを記事にしておこうと思います。

幼稚園受験は、1つの家庭における子供、育児、子育ての1工程とは言え、これから続く我が子の人生において、どれだけ影響を与えるのか・・・。深く考えると不安になる気持ちもありますね。そんな皆さんにとって1つのケースとして紹介できればと思いますので、「こんな家庭もあるのだなぁ」と軽く流し読みしていただけたら嬉しいです。

また、幼稚園受験に向けて既に取り組もうとされていて、幼児教室に入れるか悩んでいる、というような方は幼児教室に対する考察をしている記事を書いていますので、そちらを参考にしていただければと思います。

幼児教室に我が子を通わせるか?

幼稚園受験は我が子にとって何なのか

幼稚園受験は我が子にとってどんな意味があるのか。

一般的な答えは正直よくわからないです。

えい吉の父、らた吉自身は私立幼稚園に通わせてもらっていたので、幼稚園の楽しい記憶に加えて、当時のビデオを見たりすると(約30年前だけど、DVD化しててまだ見れた。。。)、①集団行動の中で「ルールを守る」こと、②友達との付き合い方の理解、③集中力の強化がされたかなと、思います。

一方で、かね吉は中国出身かつ、幼稚園には通っていなく家で過ごしていたため、教育という観点で幼稚園と保育園の違いを理解していなかったり、少し価値観が違っていたりします。(共働きなので、家から近いところで預けられればそれでいいんじゃないのか?というトーン)

かね吉との間では、えい吉には健康で、素直に自分が信じたことをやり抜く、強い信念を持つ子に育ってほしい。その為に、最大限良い環境を提供する。支援できることは何でもしてあげる、という方針で合意しています。(何でもしてあげるが、えい吉にとって良いということではない)

僕ら夫婦は二人とも働いているので、無理な運用はせずにえい吉にとって良い環境が提供できる幼稚園があれば、ぜひそこに入れよう、それを探してみよう。という感じで幼稚園受験の準備をし始めました。それはえい吉が3歳になる年の5月ごろでした。

幼稚園受験に向けたスケジュール

幼稚園受験にむけた全体スケジュール

幼稚園受験は大した準備は必要ない、という声もあるかもしれませんが、受験すると決めた家庭にとっては1大プロジェクトの一つになるでしょう。そのために、やはりスケジュールを可視化して、少なくとも夫婦間では共通認識をとるべきと思っています。

幼稚園受験の考査は、早くて11月1日に行う幼稚園があります(ほとんど11月1日かもしれないです)。

えい吉が入園の合格を取得するために、やってきたことを大きく3つに分けると、

  1. 関係者合意
  2. 願書作成
  3. 考査

があったと思います。

我が家がそれぞれどのようにして進めていったかはそれぞれ別記事にして細かくかつ具体的に書いていければと思います。ここでは、全体像を掴む意味でも概要をレベルで書いていきます。

関係者合意

上に記載した全体スケジュールでも考査は11月1日から始まってきます。ここをターゲットにしていくわけですが、そのためには、まず大吉家族が一丸となって幼稚園受験に「取り組むぞ!」という意思統一をしました。先ほど書いたように、らた吉とかね吉で幼稚園に対する考え方がかなり違うので、その点を擦り合わせをしないと後々考査直前になって、やっぱ辞めよう、みたいなことになるのを避けたかったからです。うちの場合は、かね吉だけでなく、らた吉の両親のじじ吉とばば吉にも「幼稚園受験するよ~(応援よろしく~)」ということを伝えておきました。

大体5月くらいには、幼稚園受験をやる、ということを決め、またどんな軸で幼稚園を選ぶのかという評価軸(Ex;場所、設備、保育時間、費用等)を定めました。

そのあとは、評価軸に従って幼稚園を選定し、志望順を明確にします。

願書作成

願書は11月の考査に対して1カ月前の10月くらいから考査当日に提出しますが、提出タイミングや期限は幼稚園によって厳しめに定められているので、事前に日付をしっかり確認しておく必要があります。

逆算して考えると、9月には願書提出をします。

願書には、志望動機に加えて、子供をどのように育てているか、育てたいかなど質問があります。

つまり、幼稚園のことを理解した上で、回答する必要があります。

理解するためには、Webや文献でのリサーチに加えて説明会や見学会などで現地を訪問して、園の制度と雰囲気等を確認して情報収集が必要です。園によってスケジュールのばらつきがありますが、5月GW明けから願書提出締め切り直前の9月までの約4~5カ月の間で、願書という1つのアウトプットを用意することになります。

第1志望は一つでも候補は複数あるはずなので、情報収集を効率的に行うためにも、「関係者合意」のところで述べた5月ごろまでに評価項目(重視するポイント(Ex;預かり保育の有無、バス送迎有無、家からの距離、費用等))を事前に定めておきました。

最初は事前知識(=幼稚園ってどんなことをするところで、どれくらいの時間子供を見てくれるのか等)がない状態かと思うので、まずはネットで「幼稚園」と検索したり、周りの友人に聞いたりといそいそと情報を集める感じでした。

考査(に向けた準備)

これまでは、親側の準備でしたが、受験する子供の準備も当然必要になってきます。

考査は最終的な受験当日になるので、それに向けて考査で見られるポイントを抑え、できるようになっておく必要があります。

「必要がある」と書きましたが、えい吉が受験をした感じだと、できなくてもなんとなく考査項目を認識しておき、事前に子供に教えておけば合格点が出やすいのかな、という感覚です。当然、算数のテストのように答えがバッチリでるわけではなく、点数化も学校側の主観が大いに入りますから大事なのは方向性を抑えるということかなと思います。

具体的にどんなことが大事なのか、子供がそれに適応できるのかというところが大吉家族にはわからなかったのと、やはり鮮度の高い情報が欲しいと思いましたので、えい吉の場合は幼児教室をいくつか見て、7月頃から通うことにしました。

週に1度、幼児教室に通うことでらた吉とかね吉自身も、普段気をつけなくてはならないところを先生から教えてもらえ、とても勉強になりました。例えば、数を数えたり、動物の名前を答えたりとか、そういうレベルのものなのですが、2~3歳児にとっては慣れないと回答が危ういかなと思います。それを親が意識として日常的に数をカウントさせるようにするなど、心持ちがあることが最終的な結果に影響してくるかなと感じます。

考査が近くなると、平日で仕事があろうとなかろうと幼稚園に出向かなくてはなりませんので、考査日は確実にお休みが取れるように事前調整が必要ですので、お忘れなく。

また、日々のサイクルを崩さずに子供が夜眠れるように、促しつつ元気な状態で、考査当日を迎え、これまでやってきたことを発揮してもらう。

以上の流れで、結果的には、運も良く第1志望の幼稚園に合格することができ、親のらた吉とかね吉は満足して、えい吉の幼稚園生活を見守っています。(えい吉本人も楽しんでいる様子)

まとめ:幼稚園受験の全体スケジュール

  1. 関係者合意(場合によっては、夫婦だけでなく、じじ・ばばも)
    • 3歳になる年度の5月中に、受験するかどうか、何を重視するかを決めて、合意
    • 3歳になる年度の9月上旬までに、幼稚園の志望順を決めて、合意
  2. 願書作成
    • Webでリサーチをしつつ、幼稚園の見るべきポイントを定め、5月GW明けくらいから説明会や見学会に参加し、情報を得る。
    • その上で、だいたい9月末から幼稚園指定のタイミングで願書を提出
  3. 考査
    • 考査で見るべきポイントの方向性を見誤らないため、また着実に子供の習熟を促す意味でも幼児教室探して、夏休み前くらいには通い始める
    • 考査日はパパママともに確実に休めるように事前調整する 

いかがでしたでしょうか?

幼稚園受験の全体像、大まか流れはつかめましたでしょうか?

いずれにしても、この記事を読んでくださっている方はおそらく、幼稚園受験に少しでも関心を持たれている方だと思います。早め早めの準備をして余裕をもった取り組みができるようにしていただければと思います。そのほうが心と身体にとってもいいですからね。ぜひ、家族内でよく話しあっていただければと。その際はカレンダー見ながら会話していくのが良いと思います。

あとは、参考書も「ふーん」という程度に読んでおくと良いかもしれません。あまり情報詰込み過ぎるとパンクしちゃうという方はおすすめはしませんが、概要がさっとわかるので、本もおすすめです。

幼児教室で有名な伸芽会が出している「名門私立も、国立も!幼稚園受験を決めたら―願書の書き方から面接対策までこの一冊で完全攻略」や「おうちdeチャレンジ入園準備ワーク 1(2歳3歳)―親子であそぼう! (有名幼稚園合格シリーズ)」あたりが安心なのかなと。

私自身も、一応本は手を伸ばしました。結構、振り返ってみると、幼稚園受験はハンカチを子供に持たせて出かけるところから、始まるだの、服装などから私にとっては厳しめのことが書かれているなぁと感じました。特に海外出身のかね吉からすると窮屈極まりない印象をうけるかと思います。本を読んで、真に受け過ぎず、ただの一つの情報として認識して、その先は自分で考えて芯を持って行動していくことが大事だと思います。

また、今回は幼稚園受験の全体像、ということでこの後、それぞれの活動について別記事でえい吉の受験体験をつづっていきますので、ぜひそちらをご覧ください!

例えば、幼稚園受験に向けて取り組みを本格的に始める前には家族の支えが必要になりますので、その辺のコミュニケーションをどうとっていくかは「幼稚園受験に向けた家族コミュニケーション」というタイトルで記事にしていますので、良かったら参考にしてみてください。

幼稚園受験に向けた家族コミュニケーション

また、受験のメインとなる考査対策に関しては概要を「幼稚園受験で子供にどんな対策をさせる?」という記事でまとめていますので、よかったらこちらもご参考にいただけたら嬉しいです。

受験は大変、というイメージがあるかもしれないですが、僕がやってみたところ勉強になるところが多くいし、子供とのコミュニケーションも増えたので、「楽しかった」「良かった(僕の人生において)」という意識のほうが強いです。

皆さんの幼稚園受験がハッピーなものになりますように。