本記事の位置づけ
幼稚園受験を考えられているお父様、お母様向けに少しでもお役に立てるように、という心で2021年に幼稚園受験したときに調べた内容を記事にしています。
世田谷区深沢にある健康教育で有名な日体幼稚園について書いていきます。
- 幼稚園受験を考えているけど、どこから手を付けたらよいかわからない・・・
- どんな段取りで受験をしていけばよいのだろうか・・・
- 幼稚園に入るとどんないいことがあるのだろうか・・・
このようなお悩みを持たれている方は幼稚園受験の全体像についてを書いている記事もありますので、是非ご覧になってください。
ただし、あくまで僕ら大吉家族がえい吉を受験させたときの経験ベースでの記事なので、ご参考までに、という意識にとどめておいてもらえれば良いかと思います。
日体幼稚園概要
日体幼稚園は東京都世田谷区深沢にあり、最寄り駅は東急田園都市線の桜新町駅になります。しかし、駅から徒歩9分と駅近ではありません。日体幼稚園も卒園生が私立小学校に多く進学する幼稚園で、こちらも小学校受験に強い幼稚園の一つといえます。
ポリシーとしては、「健康第一」を掲げ、「強い子」「よい子」「優しい子」「がんばる子」を目指すとしています。ここでいう「健康第一」というのは身体の健康だけでなく、精神の健康も含まれているということです。
日体幼稚園は学校法人日本体育大学が運営している、ということもあって何より他の1幼稚園よりも体制がしっかりしている、といえるかと思います。具体的に体制がしっかりしている、とはどういうことかというと、「使用できる施設の充実(大学の施設も使用できる)」「幼稚園教諭だけでなく、預かり保育などを含めた保育士の数が多い(教育実習生の受入もしている)」「Digital技術を活用した効率的なオペレーション」などが挙げられます。
その他、日体幼稚園の具体的な場所や保育時間、費用などは日体幼稚園の公式ホームぺージを見に行ったほうが確実なので、そちらをご参照ください。
日体幼稚園の雰囲気
日体幼稚園の雰囲気を表す言葉としては、以下のように感じました。
- 表面上の体裁を取りつつも、堅苦しくなくのびのび、和気あいあい
日体幼稚園の公式ホームぺージにアクセスしてみると、カラフルなデザインに加え、どことなく園児たちが活発に身体を動かして遊んでいるイメージが伝わるようなWebデザインになっている印象を受けます。別の記事で書いた上野毛幼稚園の公式ホームページと比較するとしっかりと外注をしてホームページを作成したのか、ノウハウのある事務方の担当者がいる、というような印象を受けます。
日体幼稚園の説明会で感じたこと
日体幼稚園の説明会も上野毛幼稚園と同様に受験戦闘服で臨み、雰囲気としては背筋を伸ばしてお話を聞く、というようなかっちりした様子でした。
説明会のタイミングで初めて幼稚園に足を運んだわけですが、門を入ってすぐのところに掲示板があり、体操教室、ピアノ・バイオリン教室、制作・造形の教室、英会話教室、剣道教室等様々な教室の生徒募集の張り紙が貼ってあったのを見ました。ネットの記事にも書いてありましたが、日体幼稚園では日本体育大学の予算なのかわかりませんが大きな設備を利用し、幼稚園の後に教室を貸し出し、お稽古ができるようになっていて、預かり保育中に先生たちが稽古場まで園児を連れて行ってくれるようです(親の送り迎え不要)。このサービスはあまり聞かないので、特に共働きで送り迎えの時間ないけど子供にもっとお稽古させたい!という家庭にはとてもフレンドリーと感じます。
登園時の様子
上野毛幼稚園に続き、日体幼稚園も登園時の雰囲気をのぞき見してみましたが、入り口の門のところが中々の混雑をしている様子で、一人の先生が門の前に立ち、消毒スプレーをシュシュッとかけつつ、門の中に複数名の先生が立ち、「自転車はこちらへ~」と誘導する人や検温&消毒係の人がいたりと、ごった返しでした。
そもそも日体幼稚園は各年の募集人数が80人と他の幼稚園に加えると人数は多めです(上野毛幼稚園は60人)。加えて、バス通園があれば園に入るときに既に統制が効いた状態で登園ができますが、日体幼稚園はバス通園がないため、朝の通園ラッシュはどうしても避けられないでしょう。
朝ラッシュがある中でも、特にお母さん達は朝から少し高めの声で「あーっ!おはよー!!この間はありがとうねぇ~。あの後、実は・・・かくかくしがしがで、それでねぇ~・・・」と話が続いていく様子でした。また、場合によってはお母さんから先生へもかなりカジュアルに会話をされている様子で、親御さん同士も仲良しこよし、先生と家庭の距離が近く、まさに和気あいあいという雰囲気を感じ取れました。
少し残念なのはGoogleでのレビューにこんなコメントが・・・(2022年9月23日現在)
確かに近隣に住宅があり、その方々からすると登降園時のラッシュは嫌なものでしょうね。。。
日体幼稚園の受験に向けたアクション
日体幼稚園では、受験前には以下のことを実施しました。
- 説明会への参加(日体幼稚園の概要を知る)
- 園内見学会への参加(日体幼稚園の設備を知る)
説明会への参加というのは、日体幼稚園のことを知るという意味でも通常の手段かなと思います。説明会の際には、遊戯室というホールに集められそこで園長先生と教頭先生の話を伺うということになります。園内は他にも施設がいくつかありますが、それを見ることはできなかったため、園内見学会も参加しました。説明会へは親だけで行きましたが、やはり受験をする子供にも現場を見せておきたい(そのほうが考査の時に、きっと緊張しないだろう)と思い、園内見学会にはえい吉も参加させました。
日体幼稚園の選考(考査)内容
いざ、日体幼稚園を受験するとなった際には、願書を指定の期間に受け取り、指定のフォーマットで指定された提出方法で、指定された期間内に例外なく提出する必要があります。
この点、全て園指定に従い提出しました。
一つ日体幼稚園の願書提出できつかったのは願書の受付日時がとても狭く限られていることです。2023年度の受付もホームページ上で確認してみましたが、11月1日(火)午前7時~午前8時までの1時間の間のみ・・・。朝が弱い方にとってはとても辛い。。。そして絶対に寝坊できない。。。という。
眠い目をこすりながら、なんとか願書を提出し終えると、次は本番の考査になります。
日体幼稚園は願書を受け付けた当日の午前9時からおおよそ願書受付順に考査が始まるようです。なので、1つのテクニックとして、もし他にも受験を考えている幼稚園がある場合は意図的に願書を提出する時間を調整すると良いかと思います。例えば、当日11月1日の12時から別の幼稚園の考査があるとわかっている場合は、なるべく9時に近い時間で日体幼稚園の考査が受けられるように、朝6:30前から周辺に待機し、6:30になった瞬間に並ぶようにするなど、という努力です。
選考(考査)の内容は以下のようなものだったそうです。
面接
面接場所は教室。呼ばれるまで、遊戯室で待機。
対子供
- お名前は?
- 何歳ですか?
対両親(どちらが答えてもよい)
- 日体幼稚園を志望している理由はなんでしょうか?(父親)
- 子どもがどのように育ってほしいと考えているか?(母親)
- 健康上、何か幼稚園側が考慮すべきところはあるか?(父親)
母子分離後の子供だけの個別考査
- 面接後、子供だけ横の椅子に座る。
- 前にはテーブルが置いてあり、動物のメンコのようなものとおはじき的なものが置いてある。
- 先生が、動物の名前を聞く。
- 先生が指定する動物に指定する数のおはじきを置く。
こんな感じでした。この際、親は横眼で様子を一緒に見ていられる。
日体幼稚園では動物の名前(言語知識)と数の理解を求められました。言語知識と数についての記事は別に記載をしていますので、よろしければ参考にしていただけたらとおもいます。
まとめ:
日体幼稚園はどんな幼稚園で、受験時のポイント
幼稚園の特徴としては以下があげられるかなと思います。
- 設備が良く、預かり保育などの保育体制が充実(2023年度からは新園舎が完成予定らしいです!)
- 送迎なしのお稽古がありで、共働き家庭にとっては大助かり?
- 親同士の井戸端会議もしちゃうほど和気あいあい
合格するためのポイントは、、
- 朝早い願書提出のために寝坊しない
- 面接で親が回答するものはおぼつかないように、質問に応じて回答者をあらかじめ決めておく
- 子どもが親子分離ができる、簡単な自己紹介ができる、動物や数字を問われるが自分なりの回答ができる
といった点かと思います。
日体幼稚園は2022年現在の園舎が古くなってきたということで、2023年度には近隣に新しい園舎を立てるようです(やはり予算があるのですね)。大型の幼稚園ではありながらも体制がしっかり整っている点からも、共働き夫婦にウケる幼稚園と感じます。上野毛幼稚園のようにお堅く身上書を持って行って園長挨拶をして、というようなことはしなくてもよいのかもしれないですが(すればプラスかとは思います)、願書・親子面接・子どものみの考査の一つ一つをしっかりと練習しておくことが吉かと思います。
その他の幼稚園(東京都市大学二子幼稚園・上野毛幼稚園)について
えい吉は他に東京都市大学二子幼稚園と上野毛幼稚園について特に力を入れて調べていましたので、もし受験を考えられている方がいらっしゃれば参考にいただけたらと思います。
それでは、皆さんの幼稚園受験ライフがよりハッピーなものになりますように!