子育て

【小学校受験向け】指示を最後まで聞けない時はどうする?

【小学校受験向け】-指示を最後まで聞けない時は-どうする?

本記事の概要

小学校受験を控えているお子さんをお持ちのパパママにとって、「我が子」にどんなことをしてあげると、志望する幼稚園に受かるのだろうか。そんな悩みをもつパパママは多いかと思います。まさに私も同じ悩みを抱えています。私らた吉の長男であるえい吉は小学校受験に向けて幼児教室に通い始めました。そこでどんなことを学んでいるかを週次で記録していければと思い、「幼児教室でやったこと」シリーズとして記事にしていきたいと思います。

今回は、「指示を最後まで聞くには?」という観点でどんな取り組みをしているか、どう考えているかを記事にしています。私も絶賛、試行錯誤中なのでもし読者の皆さんで「こんなことをしている」、「おすすめの取り組み」などあればinstagramtwitterFacebookページ等のSNS経由でコメントいただけたらとても嬉しいです!

本記事では小学校受験を考えている家庭に向けて、受験の一つの項目である指示行動に際し、どのように子供と向き合うとちゃんと指示を最後まで聞いてくれるようになるのかを書いています。

本記事はこんな方におすすめします。
  • 子供の小学校受験を考えているご家族の方
  • 子供が親の言ったことや指示を最後までちゃんと聞いてくれなくて困っている方

また、小学校受験に関してえい吉がどのように取り組もうとしているかは別記事に記載しているので、良ければ読んでください。

小学校受験に向けた計画

指示を最後まで聞くということはどういうことか

指示を聞く

小学校受験においてはとても重要と考えているのが、「指示を最後まで聞く」という点です。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭であれば、集中してお父さん・お母さんのいっていることをちゃんと聞いて、行動するのが難しいということはかなり共感を生むのではないかと勝手に思っています。

「ちゃんと話を聞きなさい!」こんな掛け声は一度は子供に言ったことがあるのではないでしょうか?

幼稚園受験・小学校受験では先生の指示に基づいて何かを行動するというのが基本になります。指示を最後まで聞かないと、一生懸命まなんで知識を増やした子でも良い結果には結びつきません。

えい吉の場合は、話せる単語も多くなり、知識もついてきました。それ故にいま指示を最後まで聞く、ということに対して壁にぶつかっている感じがあります。

例えば、お皿の上にリンゴとミカンが4つずつ置いてあったとします。目の前に子供を座らせて、「りんごを1つ、ミカンを2つ取ってください。そのあと、ミカンを一つお皿に戻してください。最後にリンゴを1つお皿からとって、りんごは自分の左手側に、ミカンは右手側においてください。終わったら、手を膝に置いて待っていてください。」

こういう指示があったとします。この時にえい吉は、「りんごを1つ、ミカンを2つとってください。」という時点で、手が動き出してしまうようなことが良くあります。仮にこの状態で行動をスタートすると、正解にはたどり着けません(左側にリンゴが2つ、右側にミカンが1つ置いてあり、自分の手は膝に置いてある状態)。

また、説明中に待ちの姿勢が崩れふらふらしてしまうことも良くあります(体操座りや立ちの姿勢でも)。姿勢が崩れるのは、もしかしたら体幹が弱いということもあるのかもしれませんが、何よりも姿勢を正そうとすると意識を持っていないといけないので、この辺を十分に意識付けをしていく必要があるなと、強く感じています。

えい吉にとっても「指示を最後まで聞く」ということに苦労をしているので、色々調べてどんな取り組みを普段からしたよいのかを調べました。

指示を最後まで聞くことに対してえい吉の取り組み(取組中)

指示を最後まで聞くためには以下のようなことをしていくと良いそうです。

開始前にお約束をする

まずは幼児教室に行ったタイミングや、取組み・勉強がスタートする前に、約束として、「お話しをしっかり聞くこと」を子供と約束する、ということです。

ポイントとしては約束をひとつだけにするということ。そうすることで子供は「話をきくこと」に絞ることができて、注意を集中することができます。仮に、約束をいくつもすると、注意散漫になってしまい、頭が迷子状態になってしまうので、約束は1つだけにするのがポイントです。

他にも注意してほしい点はいくつかあるというのが普通と思いますが、まずは「話をきくこと」に注意を向けてもらいます。これができるようになると、実は他のこともできるようになることが多いそうです。確かに、話を聞くということで、自分の集中力を上げることになるので、その結果付随して他のこともできるようになるというのは合点がいきますね。

日ごろから一度しか話をしない

普段の習慣として、親から子供へ話しをする際に1度だけしか話さない、ということも効果的とのこと。つまり、聞くことの習慣をしっかりとつけるために、普段とは異なる幼児教室での取組み中、勉強時だけではなく、日ごろの生活の中でも1度しか話さないよ、という声がけをし、何度も伝えるということをやめるのです。

例えば、スーパーに行く際も、「バナナ1房、ブロッコリー1房、りんご2つ取ってきてね」というような指示を一度だけ与え、取ってきてもらう、という具合です。これならゲーム感覚で集中して人の話を聞くような習慣になるのではないかなと思います。

但し、今まで何度も指示をしていた親が急に1度だけの指示になると、なかなかうまく聞くことができないと思われます。その場合は、もう1回だけ話しますよ、とチャンスをあたえ聞いたら褒めるというような形で、徐々に1度だけスタイルに切り替えていくのが良いと思います。

話を聞かなくて失敗する経験をさせる

とはいえ、何回も「もう一度」というのがあると、本番でも「もう一度」があるというように慣れてしまうのは良くありません。なので、話を聞かなかったことで損をした、という残念な結果になった、経験をさせるというのも効果的だと考えます。

たとえば何か動くような制作物を子供が楽しみながらできるような、ちょっと大人っぽい取り組みをするときに「これはお兄さん向けの特別なものだから、お話しをしっかりきける人にしかさせてあげられないのだけど、やってみる?」 「じゃあお話をしっかりきける?」と前置きしてから取り組みます。

この場合、制作物の出来上がりや取り組みの達成感が子供にとって満足度が高く自尊心の持てるようなものであることが大切です。一方で、約束と違って話を聞けなかった場合、制作物だと見本のようにきれいに仕上がらず、またうまく動かないです。そして、約束通りに取り組みができなければ、危ないからもうできない。と終わらせます。そうすると大体子供は泣くのですが、話を聞かなくて損した、という経験を身をもってすることができます。この場合も、失敗した場合はチャンスをあげることで救済させます。ただし、少しでも前進したら褒める。失敗してもネクストチャンスをあげてできたら褒める。という褒めとセットで話を聞く方向にすすめていくことで、徐々に話をちゃんと聞くようになるのではないかなと考えます。

この話を聞く、という力は小学校受験をする場合もしない場合も、いずれにしても必要な力だと思います。

頑張ってえい吉も体得できるように日々遊びながら努力していきたいと思います!

ちなみに男の子と女の子では、ちょっと脳の成長が異なるようで、性差による違いも理解するとより子育てがしやすくなるのではないかなと思います。私も「男の子は「脳の聞く力」を育てなさい」という本を読んで、勉強をしました。理解できるとところは多いですが、どこまで実際に行動に移せるかはちょっとまだわかりませんが以下の本は理解をするという点で良いかなと思いますので、もし気になる方は読んでみると良いと思います。

ちなみに女の子向けには「女の子は「脳の見る力」を育てなさい」という本も出ていますので、よかったら参考にしてみてください。

その他の小学校受験に向けた取り組み

本記事は「指示が最後まで聞けない」というテーマの記事を書きましたが、小学校受験は一つの視点だけでは太刀打ちできないと思っています。他にも集団行動手先の器用さ(巧緻性)絵本などについて記事にしていますのでよかったらそちらもご覧いただけたら嬉しいです。

幼稚園及び小学校受験を控えている方々の少しでも役に立てたら幸いです。

おしまい