本記事の内容
小学校受験を控えているお子さんをお持ちのパパママにとって、「我が子」にどんなことをしてあげると、志望する幼稚園に受かるのだろうか。そんな悩みをもつパパママは多いかと思います。まさに私も同じ悩みを抱えています。私らた吉の長男であるえい吉は小学校受験に向けて幼児教室に通い始めました。そこでどんなことを学んでいるかを週次で記録していければと思い、「幼児教室でやったこと」シリーズとして記事にしていきたいと思います。
今回は、「集団行動」という観点でえい吉が直面している課題について記事にしています。この記事では特に特効薬的な解決策は記載していませんが、同じ境遇の方は「あー、あるある」と思ってもらえるかなと。これから受験を考えている方は「なるほど、早めに対策しよう」という風に先手先手でアクションが打てるようになるのではないかと考えています。
- 子供の小学校受験を考えているご家族の方
- 子供が集団になると普段の力を発揮できないことに悩んでいる方
また、小学校受験に関してえい吉がどのように取り組もうとしているかは別記事に記載しているので、良ければ読んでください。
集団行動とは
そもそも、小学校受験でいう「集団行動」とは何を指しているかというと考査のメインイベントの一つといっても良いかと思います。考査は、個人面接を除き他の子供がいる状況の集団の中で受験者がどのような行動をするのかが見られます。つまり、周りに他の子が活動している中で、自分の行動を示していくわけであり、家の中で自分ひとりで落ち着いた状態でアウトプットができるわけではないということになります。学校生活は集団生活になるので、考査でも集団の中でどのような行動をするのか、というのが見られるというわけです。
集団の中でどんなことをするのか
先日、うちのえい吉は複数人が同時に受ける授業を受けてきました。つまり、集団行動の練習になります。どんなことをしたのかを紹介します。
大きく以下のようなことをしました。
- 集団発表
- 巧緻性
- 生活巧緻性
- 集団制作・行動観察
- 体操
- 集団ゲーム
集団発表
集団発表は以下のことを一人ひとり発表してもらいます。自分がしっかり大きな声で発表できるか、という点とお友達が発表している間にちゃんと聞いていられるかという2点が見られます。
- ご挨拶
- お名前、誕生日
- 通っている幼稚園、保育園のお名前
巧緻性
巧緻性でははさみと折り紙の練習をしています。
はさみ
はさみ、画用紙、コピー用紙を用いて、以下のことを実施しました。
- はさみの正しい持ち方
- はさみの正しい切り方
- はさみの受け渡し方(隣同士で受け渡しの練習)
- 直線切り(雨と太陽)
折り紙
折り紙、赤、緑各色を使って以下のことを実施しました。
- 四角折りの練習
- 三角折りの練習
- 四角を赤色、三角を緑色で折る(色の指示あり)
生活巧緻性
生活巧緻性ではタオルと布巾を使って、巧緻性だけでなく、普段の生活習慣を見られることになります。
タオル
大きいタオルと小さいタオルを使って机の上で、大小それぞれのタオルを畳みます。
布巾
布巾を使って以下のことをしました。
- 水で濡らした布巾を両手で縦に持ち絞る動作 ※水が周りに飛ばないように絞る
- 机の端まで丁寧に拭く
- しわを伸ばしてピンチハンガーに干す
集団制作・行動観察
集団制作・行動観察では輪つなぎ・手遊びを集団で行っていました。
輪つなぎ
輪つなぎは紙テープ、のり、ハサミをつかって以下のように皆で作ります。
- 紙テープをハサミで輪を作れる長さに切る
- 紙テープで端と端をのりで貼り「輪」を作り6個つなげる
- それぞれつなげた「輪」を全員の「輪」と協力して一つにつなげ大きな「輪つなぎ」にする
ちなみに糊はコロナ前はつぼ糊を使っていたようですが、コロナになってからはスティックのりにシフトしているようで、つぼのりは縮小傾向とのことです。
集団手遊び
「ずいずいずっころばし」を全員で遊びました。
体操
体操は以下のようなことをしています。
- 決められた場所に気をつけ、でまっすぐ並べるようにする。三角座りをする
- 集団の動きに対応する
- 基本の準備運動、模倣体操を元気よく行う
- ステップ・バランス・走るなどの動きをする
集団ゲーム
集団ゲームでは赤と白のお手玉と制作した輪つなぎを使って、ルールに従って遊びます。
ルールは「赤・白の2チームに分かれて決められた場所からお手玉を制作した「輪つなぎ」の輪の中にそれぞれの色のお手玉を順番に投げて入ったお手玉が多いほうのチームが勝ち」です。この集団ゲームでは以下の点を見ているそうです。
- ルールをしっかり聞いて守れるか
- 一生懸命取り組めるか
- チームで協力してゲームに取り組めるか
- 順番を守れるか
課題となった点
えい吉は個々の取り組みはそつなくできるはずなのですが、集団の中での取り組みとなるとなかなかうまく表現ができなかったです。加えて、当日は少し眠かったのと朝ごはんが少なかったのか途中燃料切れになってしまったようでした。具体的には以下のような点を指摘されています。
- 自己紹介では、恥ずしいということで声が極端に小さく、また泣いてしまった。
- 指示を聞くときの姿勢が悪い
- 立ち姿勢でも、ふらふら動いてい、集中力が途切れているところが見られる。体幹が弱い感じ。
- 座る際の手や足の位置が不適切。手はお膝、足は揃えておく
- 机の上に出したものを整理できない、無造作に散らかった状態となっている。
家ではできることが、人前だとできない、というのはまさにうちのことで、練習がとても必要だなと思いました。慣れることがきっと大事ですね。
また、今回わかったことは、その日の体調やコンディションというもとても重要ということ。大人よりも子供は気分に左右されやすいとでしょうから、普段のルーティンをしっかりと実施してから、試験に臨むというのが合格に向けた大きいファクターと思います。うちの場合は朝起きたら日光を浴びて、脳からセロトニンを出して、気持ちをハッピーにさせるのと、ラジオ体操をするなどがそうです。この日は、朝バタバタしてしまい、朝ごはんも少なめでした。。
しっかりと集中したいときにいい、と言われているのはMCTオイルと聞いています。MCTオイルに含まれるケトン体が糖質の代わりにエネルギーとなるため、糖質で内臓の負担を増やさずにエネルギーを生むため、集中力upにつながります。
ちなみに食事という観点でえい吉が気を付けている点は別の記事に書いてあるのでよかったら読んでみてください。
とにかく我が家は繰り返し鍛錬あるのみだな。
その他の小学校受験に向けた取り組み
本記事は「指示が最後まで聞けない」というテーマの記事を書きましたが、小学校受験は一つの視点だけでは太刀打ちできないと思っています。他にも指示を聞くこと、手先の器用さ(巧緻性)、絵本などについて記事にしていますのでよかったらそちらもご覧いただけたら嬉しいです。
同じくらいの子供を持ち、悩みをもつパパママの少しでもためになれば嬉しいです。
おしまい