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【農作】秋冬の収穫 白菜とブロッコリー

【農作】秋冬の収穫 白菜とブロッコリー

野菜を自分で育てておいしく食べたい

野菜を育てておいしく食べたいです

大吉家族の我が家では2022年4月から東京都世田谷区でシェア畑を借りて野菜の家庭菜園を始めました。(大吉農園と名付けました)2022年11月12日に秋冬野菜の収穫第一号として白菜とブロッコリーが取れました。本記事では白菜とブロッコリーをどのように植え付けして、収穫をしたかを記事にしています。具体的には以下のコンテンツを書いています。

  1. 畑の準備
  2. 苗の植え方
  3. 収穫の仕方
  4. 白菜とブロッコリーの料理(らた吉流)

私たち大吉家族は、世田谷に住み、なぜシェア畑を借りるに至ったかといった理由は別記事に記載していますので、よろしければそちらの記事を読んでいただけたら嬉しいです。

一言でいうと、美しい四季のある日本で生活しているのであれば自分の大事な五感で季節を感じたいと思い始めました。

都会でも家庭菜園して季節を感じる

ブログを書いている今日は2022年11月12日ですが、ここ東京都世田谷では最近はずっと雨が降らず気持ちの良い秋晴れがずっと続いています。感覚的には2週間以上は降っていない気がします。カラッ乾燥した秋晴れの天気は「こんな天気がずっと続いたらいいのになぁ」と思うような気候と思っています。

さて、我が家の農園、大吉農園ではついに秋冬野菜の収穫第1号を迎えました!白菜とブロッコリーです!自分で育て野菜を収穫するタイミングは嬉しいものです。ブログを書き始めたのは9月でちょうどそのころ苗の植え付けをしていました。約2カ月ちょっとで収穫できてしまいました。大地の恵みすごいです。

これまでどうやって畑を準備したか、どうやって苗を植え付けていたのかという点について触れてきていないので今回は白菜とブロッコリーを畑の準備から収穫までを書いていきます。

畑の準備

畑の準備は一番体力を使う、いわゆる農作業!という感じがしました。ただし、この準備が今後の野菜の収穫に大きく影響をするので丹念にやっていく必要があります。お天道様のもと、汗をかきましょう!

畑の準備は大きく3つの工程があります。

  1. 畝を作る
  2. 肥料を入れて整える
  3. マルチを張る

①畝を作る

そもそも皆さんは畝(ウネ)という言葉をご存じでしたでしょうか?私はあまりなじみがなく、大吉農園を始める前までは恥ずかしながら知りませんでした。畝は農作物のベッドのことです。ただ土に種をまいて、すくすくと生えてくるというわけではないのですね。簡単なものというばかりに考えてしまっていました。

畝は農作物たちのベッドである、と考えるとベッドは硬いのと柔らかいのどっちが好きですか?と。人によって好みはありますが、多くの野菜たちは柔らかいのを好みます。なので鍬(クワ)を使って、えっさかほっさか土を掘り起こします。この時に虫の幼虫が出てくることがあるので、この幼虫は取り除いておく必要があります。なぜならこのまま幼虫が畝の中にいると、農作物の根からかまれて野菜が育たないためです。釣り好きの人はこの幼虫を餌に魚を釣ってください。

ウネはベッドになるので、周りの土よりも5~10センチくらい高く土が盛られているような具合がよさそうです。下の写真の手前のイメージ。

ウネをつくりました。

②肥料を入れて整える

耕したら、植えるものによって肥料を入れます。今回白菜とブロッコリーがある3番ウネには牛ふん鶏ふん油かすをいれました。

3番ウネ

白菜、ブロッコリー、キャベツたちは肥料を入れることで、たくさんの葉っぱや芽をつけるので、肥料を入れるのがおすすめということです。ただし、入れ過ぎは虫を招いてしまうので、適量。

肥料をまき終わったら、混ぜるようにして鍬でもう一度耕します。

耕した後は、すぐに種や苗を入れずに、2週間くらい放置するのが良いです。そうすることで、土と肥料が混ざって準備万端になるそうです。また、この放置することは土を休ませることにもつながっています。前に何かを育てていた場合は、土の養分が使われている状態になっているので、土に栄養を戻す意味でも休ませるということになります。あまり短期では影響は出てこないかもしれませんが、長期的にずっと何かを育てていると徐々に育ちが悪くなり、最終的には野菜が育たなくなり、砂漠化してしまうなんてことも過去のヨーロッパ当たりの文明であったそうです。

③マルチを張る

肥料をまいた後は、いよいよ種をまいたり、苗の植え付けをします。その前に皆さんはマルチという言葉をご存じでしょうか?マルチ商法ではありません。

マルチは土を保温・保湿するために畝に敷くシーツのようなものです。マルチを貼ることで生育が更に良くなります。

マルチはビニール素材です。畝の大きさに沿ってカットをし、マルチカッターを使って以下の写真のような穴をあけます。

マルチは保温・保湿効果

マルチを張るときは四辺をテント張るときのペグのようなもので、止めます。なるべくピンッとはることで、保温・保湿効果が高まります。また、縁の部分は土をかぶせて、埋めるようにしましょう。そうすることで虫が入りづらくなります。

まずマルチを張って、そのあとにマルチカッターで穴をあける、この順序です。

また今回のキャベツ、白菜、ブロッコリーはちょっと大物なので、大体2,30センチ間隔であけて植え付けするので、穴の間隔も合わせます。

3番ウネ

これで畑の準備は完了。

苗の植え付け

畑の準備も終わって、マルチも張った状態であれば、いよいよ苗を植えていきます。今回は白菜とブロッコリーで、種からではなく苗から植えましたので、苗をどうやって植え付けるかという点について説明します。

まずは苗ですが、私はシェア畑さんご提供の苗を使わせていただいていますが、苗はいまの時代はAmazonでも購入することができますので、チャレンジしたい方はぜひご購入いただければと思います。

苗を植える手順は以下の通りです。

  1. 苗ポットの中に水を含ませる
  2. 植える穴を開ける
  3. 苗を埋める
  4. 苗の株元に水を与える
  5. 防虫ネットを張る

そこまで難しいことはありません。用意するものはバケツ、じょうろ

①苗ポットの中に水を含ませる

最初に苗の土の部分に水を含ませます。水を含ませるので、じょうろで水を与えるわけではなく、バケツに水をいれ、土の部分を水につけるようにします。

この時に1点ポイントがあります。それは苗を植える10分前にはバケツから出して排水させることです。苗を水につけた直後は、水分が多すぎて苗の土の部分が崩れやすくなります。

②植える穴を開ける

既にマルチで穴を開けていたので、ここでは穴の深さを確認します。苗がちょうど埋まるくらいの深さになっていることを確認します。深く植えすぎると生育がうまく進まないことがあります。

また、穴の深さを測ったら、そのあとは水を入れて穴の中を湿らせておきます。

③苗を埋める

いよいよ、苗を畑にうえます。片手で、ポットの底を持ち、もう一方の手で苗をハサミのように掴みます。(人差し指と中指で挟む)そのまま、天地を逆にして、ポットを取りはずし、穴にそっと入れます。苗の周りから土を集め外堀を埋めます。苗と土と密着するように隙間を完全に埋めます。隙間が空いていると、根の成長が悪くなります。

④苗の株元に水を与える

最後に、なえの株元に水を与えますが、この時に葉っぱに与えるのではなく、苗の株元にじょうろの先を近づけ、根元に水を与えます。

水をあてると、葉が痛んだり、泥がはねて病原菌がつく恐れがあります。

⑤防虫ネットを張る

秋冬野菜の白菜やブロッコリー等の場合は防虫ネットを張る必要があります。

<用意するもの>

  • トンネル用支柱(長さ200cm程)
  • 防虫ネット

等です。一つ一つそろえる方が面倒なかたはこちらのリンクから購入できますので、ご検討ください。

張り方は以下の要領でやります。

  1. トンネルを張る位置を決めたら、トンネル用支柱をアーチ型に挿す(挿す間隔は50cm程)
  2. 畝の両端に、防虫ネットを結びつけるための杭を打つ(キャンプのペグの要領と一緒)
  3. 防虫ネットの端を杭に結びつける(一方の端を結びつけたら、もう一方の端を持ってピンと張ってから結びつけること)

防虫ネットは洗濯バサミを使って留めるのも有りだそうです。また防虫ネットの一番端にレンガなどの重たいものを置くと、バタつきや飛んでいってしまうのを防ぐことができます。何より虫が入ってきてほしくないので、隙間がないように浮いている部分は土をかぶせるなどしておきます。

2022年の今回の苗の植え付けはだいたい9月上旬くらいに植え付けをしました。

※当時の写真がなくてごめんなさい。

収穫の仕方

さぁ、ときは2022年11月12日。3番畝はこんな感じになりました!

3番畝全体

白菜は思っていたよりももっさりしています!(写真右側)

奥にあるのがブロッコリーです。

左側はキャベツです。11月12日時点では、まだ小さかったので収穫はしませんでした。

まず、ブロッコリーから収穫したいと思います。

ブロッコリー(真ん中がよくみんなが食べる部分で、花のつぼみだそうです)

いわゆる皆さんが食べているブロッコリーは花のつぼみの部分だそうで、この部分を切り取ります。そうすることで、ブロッコリーは焦って周りの茎の間からも花を咲かせようとしますので、さらなる成長が促進されます。つまり、今回のブロッコリーの収穫は第一弾となり、第2弾、第3弾と続くことを期待したいと思います。

切り取るときは、斜めに(えい吉とばば吉の手)

カットするときは、はさみで斜めに切り取ると良いそうです。

白菜

お次は白菜です。白菜の収穫は2パターンあります。

  1. 根の部分をハサミでカット
  2. そのまま引っこ抜く

今回はえい吉にそのまま引っこ抜いてもらいました。

引っこ抜かれた白菜

結構重たそうで、「うんとこしょ、どっこいしょ」と頑張ってくれました。

今回は実は、2番畝に蕪と大根を植えており、その様子をみたところ、蕪が収穫してもよさそうなものがあったので、小さめでしたが2本収穫しちゃいました。

秋冬収穫の第1弾としては、こんな感じです。

秋冬収穫第一弾

やはり白菜が大物で、2玉収穫できるとどっさりと重量感があって満足です^^。

1玉は今回手伝いにきてくれたばば吉にお土産として持って帰ってもらいました。

白菜とブロッコリー、蕪の料理(らた吉流)

収穫した白菜とブロッコリー、そして蕪はどんな料理にしたらよいかなと考えているところです。

いま私が考えているのは白菜は豚肉とミルフィーユ鍋に。ブロッコリーは1房しかないので、塩ゆでしてえい吉の弁当にいれようかな。

蕪は今回は根の部分はアヒージョにして、葉の部分は味噌汁にしました!

これが本日の夕食です。

蕪のアヒージョと味噌汁

アヒージョの作り方

1.蕪の皮をむいてカット(乱切り風)

2.ほかの野菜もカット(今回はエリンギともともとスーパーで買っていたブロッコリの芯)

3.ニンニクをみじん切りに

4.鉄鍋にオリーブオイルを入れて、ニンニクをいれて火をつける

5.カットした野菜sを鉄鍋へ

6.塩とオリーブオイルをさらにかけて熱する

7.いい感じになるまで待機

ちなみに、アヒージョは千葉の印西にある「はる農園」さんに行ったときに食べて、美味し・・・としみじみ思ったので、最近のおすすめはアヒージョですね。当時の記事は下記のリンクから飛べるのでよかったら読んでいただけたら嬉しいです。

11月12日は晴天で、気持ち良かったです。新鮮野菜もちょっと食べて心も晴れやかになりました!

ブログ読んでくださってありがとうございます。